私が通っている医療系の資格取得のための学校に、臨床医学の授業があるのです。
その授業の先生は現在、脳神経の専門のクリニックで勤務しているという60代後半位の女医さんです。
長いこと研究や臨床で医療に携わってきた素敵な女性です。
ちなみに海外での暮らしも長かったということでチョイチョイ会話の中に英単語が混ざってきます。
ルー大柴か!

その先生の話です。
神経の障害で出る病的反射の授業でした。
病的反射とは、名前の通り正常では抑制されているはずの反射が出てしまうというもの。
その中の1つに『バビンスキー反射』があります。
足の裏を、かかとから爪先にギーっとやると…
健常者であれば親指は足の裏方向に曲がるが、ある神経の障害のある患者であると親指が足の甲の方向に反り、他の指は全て扇状に開く(=バビンスキー反射陽性)というもの。※交通事故110番_部位・等級別判例の解説より画像引用
先生のお母さまはアルツハイマーで施設に入っていたのですが、病気が進んでからは、ほとんどベッドに寝たきりになり家族のことも何もわからなくなったそうです。
「その寝ている母親の足が布団から出ているのをみて、『バビンスキー反射』出るかなあって思ってやってみたの。そしたら見事に出てね。脳の萎縮が進んでいくとアルツハイマーで病的反射が出るんだって確認したんです。そのとき自分の事を…なんていうか…冷たい? えっとクールだなぁと思ったわけよ。」
という感じで話されたんです。
このクールは前述のとおりで、「カッコイイだろ」っていうラッパー調ではありません。念のため。
「冷徹」とか「冷静」「冷めてる」って感じなんでしょうか。
そのときのニュアンスがうまく伝えられないのが残念ですが…伝われ~!

この時はまだ、父の迷子が起こる前。
でも印象に残っていて時々思い出します。
こんな話を生徒の前でサラッできるって…

凛としていて素敵な方だなぁ。
あんな風になりたいな。

人からの評価を気にしすぎないこと。

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