なんだかタイトルは仰々しいのですが…。
たいしたこともなく…よかった!

先週の土曜日の午前中に携帯が鳴ります。
しげさんからの着信なので、「は〜い」と出ます。

「もしもし、○○さんのご家族の電話でよろしいでしょうか?」
見知らぬ声です。
「こちら救急隊員ですが…」

「今朝の8時30分頃に、しげ様が……」

と。
後ろはガヤガヤと騒がしく大変な空気が伝わってきます。

まさか…死んだ!?

と、いっきに血圧が上がったような体温の上昇を感じます。
とにかく、はい、はいと必死に話を聞きます。

「命に別状は無く、意識もはっきりしているのですが、今日の日付が解らないようです。これはいつものことですか?」

ほっ!

先に言ってよ〜!
ほっとしたと同時に、どさくさにまぎれて若干、腹が立つ。
死んだかと思ったじゃん〜

この暑さのなか、散歩中に具合が悪くなり座り込んだ所を近所の方が救急車を読んでくださったというのが真相でした。

「体調が悪いと見当識障害のようになることがあります。」
「迷子になってしまったこともあり、検査を勧めていたのですが本人が嫌がるのでそのままになっていました。」
と伝えます。

救急隊員さんの話では、近くの病院を2件当たったのですが受入れを断られてしまい、これから市川総合病院に問い合わせるとのこと。
家族の方に病院に来て欲しいという連絡でした。

私は車を持っていないので、すぐに近くのニコニコレンタカーの空車を検索します。
無いよね〜

電車で向かいます。
なかなか辺鄙な場所にあり、電車とバスで2時間程で到着。
救急の受付に行くと、しげさんのベッドに案内されます。

「大丈夫?」
「ごめんね〜。もう大丈夫だよ」
腕には点滴がつながっています。
しばらくすると担当のお医者さんが血液検査の結果をもって来ました。

この血液検査は、脱水を疑ってのことだそうです。
検査結果のあちこちに数値が高いことを示す「H」が見られますが、大きな異常は見られなかったという説明です。
ただ、1カ所「HH」と表示された項目があります。
CK、クレアチンキナーゼが、1000を越えています。
正常の上限値が220。
これを医師にたずねると、
「筋肉などに含まれる酵素で、熱中症などでも上がるので帰ったら部屋を涼しくして水分をしっかりとってくださいね」
とのこと。

しげさんに向かい、「エアコンが壊れているんですもんね?」と声をかけています。

「そうなんです」
モゴモゴと答えるしげさん。
「水分を取りすぎない方が良いのかと思ってたんですよね〜。これからは、しっかり水分補給します!」
なんて言ってます。

ためしてガッテンかよ!
ガヤ芸人か!

とにかく、家に帰りたい一心で素直になりまくります。
しげさん、やるな!

点滴も終わり、さあ帰ろうというときになり
「杖が無い」「靴下がない」「お金がない」
と始まりました。

結局、靴下とお金はリュックの中にありました。
杖は、救急隊の方が一旦アパートに寄ってくれたそうで、そのときに玄関に置いてきたらしい。

点滴やら何やら結局、4〜5時間ほど病院に滞在しました。
その間に姉が車で迎えに来てくれたのでアパートまで送って行きます。

食べ物、飲み物を買うために、しげさんが毎日通うコンビニに寄ります。
本当はスーパーに寄りたかったのですが、しげさんが「いつものコンビニに行く」と言います。
「今背負っているリュックも貰ったし、杖も貰った」と言います。
「え。じゃあ杖が2本あるってこと?」
杖は前に1本買ってあります。
「そうだよ」
としげさん。
それならば、お礼も言いたいし挨拶もしたいと思い、しげさんと共にコンビニへ。

お店の方はとても親切で、しげさんの顔を見るなり、
「体調は大丈夫ですか?」と声をかけてくださいます。
カタツムリのごとく、のろのろと買い物をするしげさん。
もうしわけないなあ…。

缶コーヒーをレジの方に差し入れたりもしています。
「行きつけのお店に娘を連れて来た父」になってるじゃん!
これがやりたかったんだな。しげさんめ。

近所に親切なお店があって良かったね。

たいしたことではないが、気になったこと。
杖、1本だね…。
エアコンも壊れてないね…。

なんで2本あるとか言ったんだろうな。
エアコンは付けてなかったことの言い訳みたいなもんかな。

病院で点滴が終わるまでの間、たくさんの話をしました。
ほとんどはいつのも昔話。
それから、連続ドラマのひよっこの話。
こちらから、要介護認定の話をしてみましたが、これは、やはり玉砕…

しげさんの様子をみていて気になったことがもう1つ。
たまに遠くを見ながら親指と人差し指をこすり合わせるような「丸薬丸め運動」のような動作が見られること。
パーキンソン病で見られる症状です。

クレアチンキナーゼの数値が正常値に戻ったかの確認をしに、しげさんを病院に連れて行きたいが…
どうやら、クレアチンキナーゼには種類があるらしく、
その中の1つである、「CK-MM」は、骨格筋に多く含まれ、筋性疾患や甲状腺機能低下症などで高値を示します。
「CK-MB」は、心筋に多く含まれ、心疾患で高値を示します。
「CK-BB」は、脳、子宮、腸管に多く含まれ、脳疾患(脳血管障害・脳外傷など)や悪性腫瘍などで高値を示すそうなのです。

病院、行こうよ〜
点滴をしていた時の、素直なしげさん、もう一回現れろ〜!

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